こんにちは。暑いので標高2400mの高原へ涼みに行ってきました。
午前2時、長野県大町市の扇沢駐車場到着。無料駐車場は既に満車でしたので迷わず有料駐車場へ。車内で3時間半程仮眠。夏とはいえ夜は14℃ぐらいしかなく、シュラフか掛け布団の類いを持ってこなかったのを後悔しましたが、なんとか無事朝を迎えられました。
4時頃から辺りが騒がしくなり始め、寝ていられなくなります。乗車券売り場の行列に並び始めたのが午前5時50分頃。既に30番目ぐらい。6:50頃の乗車券販売開始時には目測で200人以上が列を成し、最後尾は遥か後方。
乗車券をゲットしたらすかさず黒部トロリーバスの乗車待ち行列に参加。おおっーと、ここで扇沢駅限定弁当の販売トークショーがっ。要約すると、標高が上がるにつれ食品の値段が高くなるうえに食事処もメチャ混みだから、ここでお弁当買ってね。というようなことを面白可笑しく言うものだからつい買った。
7:30始発に乗車。トンネル前の坂の上から見下ろした有料駐車場はほぼ満車。早めに来て正解だった。16分で黒部ダム駅に到着。展望台へ階段220段を登って外へ出ると、観光放水が始まっていた。
アーチ型コンクリートダムから豪快な放水。川床を痛めないよう霧状にして放水している。
ダム湖の黒部湖
アルプスの山々の雪解け水を湛えた水がめ
ダム堤に降りた。
吸い込まれそう。
想像以上の迫力に圧倒されそうになったが、ここばかりに時間を取られては先へ進めない。約500mのダム堤を渡って黒部ケーブルカーに乗ります。
先程のトロリーバスの混雑が嘘のようにスムーズに改札を通過。程なくケーブルカー到着。
富山側(ここも富山県だが)のケーブルカーと違って、全線トンネルの中。降りると黒部平
屋上展望台
大観峰が見える。
間に支柱が無い1スパンロープウェイとしては国内最長という。
大観峰からの黒部湖
地図と同じ形をしている。
屋上のテラス
周りに残雪が残りヴィジュアル的には涼しいが、日差しがきついため体感的な涼しさを相殺している。
大観峰から立山トロリーバスに乗って、3000m級の山々の直下をトンネルで越えて室堂到着。
まだ10時前だよ。標高2400mの高原に涼を求めて来たのに、既に気温24℃と意外に暑い。尤も下界は猛暑日だから相対的には涼しいのだが。
主峰、雄山
雨水が削ったV字谷と氷河が削ったU字谷との調和が絶景。
パノラマ写真
青空、山、緑、雪のコントラストがまぶしい。
立山は火山。噴気活動のある地帯は地獄谷と呼ばれている。昔は行けたが今は立ち入り禁止になってる。
日本一標高の高い温泉であるみくりが池温泉の前から見た地獄谷
お弁当
食べ終わった頃から急激に雲行きが怪しくなってきた。山の天気は変わりやすい。カッパは持ってきてるが、降られないにこしたことはない。
正午過ぎのトロリーバスに乗って下山開始。富山側へ降りるのが正しいアルペンルートのコンプリート術であるが、長野県側に車を置いて来たので戻るしかない。
帰りの黒部ダムに
虹がっ
13時すぎに扇沢到着。有料駐車場は12時間1000円なので、なんとか野口さん1枚で済んだ。この後、下道と北陸道を駆使して宇奈月温泉へ向かわなければいけない。そのため早めの下山となった。