大正12年に関東地方を襲った大地震の際、神奈川県高座郡茅ヶ崎町の水田から木の柱が浮上。地震による液状化現象により、地中に埋没していた中世時代の柱が地表に現われた。その後の調査によって源頼朝の家臣の稲毛重成が亡き妻の供養のために相模川に架けた橋の橋脚と判明。鎌倉時代の遺構が残ってるとか胸熱。見に行くしかないやろ。
ということで、さいたまからR16〜R129をカブで延々と走ること約3時間。着いた。
水田に見立てた池に数本の柱が生えている不思議な公園。
生えてる柱はレプリカで、本物の橋脚はコンクリートに護られて地中に在る。
明治時代のジオラマ
東西に流れる川に橋を南北に架けていたと推定される。明治時代には相模川の流路は現在とあまり変わらない位置だが、自然堤防や河道跡を見るに以前は蛇行していたと判る。でないと、南北に橋を架けられないし。
以上を前提に、イメージアップ。川の上流から眺めると、そこに橋が架かっている。
北から橋を渡る。
橋の落成式に出席した源頼朝が帰りに落馬して亡くなっているのは、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも描かれた。つまり、頼朝が渡った橋を見ているのだ。
ルート所感
国道16号線のさいたま〜相模原を走行。入間のほうは結構アップダウンが激しく、カブ90が非力に感じる勾配も多々あった。横田基地の横は急に景色がアメリカっぽくなる。道路を走る車もオープンカーやピックアップトラックが居たりして雰囲気出てた。多摩川に架かる橋や八王子バイパスはほとんど高速道路。原付で走っていいのだろうかと思いながらスロットル全開。相模原から国道129号線、相模川沿いにほぼ真っすぐ海まで南下できる快走路。ついでに江ノ島でも見てこようと思って国道134号線も走ったが、どんだけ行っても防風林しか見えないので引き返した。
浜見山交番前から富士山がチラッと見えた。
実はあと2kmも走れば防風林が切れて江ノ島が見えたのだが、まぁしょうがない。土地勘ゼロだし。196km
かかった(゚ー゚;