かごぼん具'

おでかけにっき

古代蓮の里/T-1/さきたま古墳群

掲題の場所へ行ってきた。カブで。

古代蓮の里

蓮の花の見頃は6月下旬から8月上旬である。先ず、水中から葉巻状の葉が伸びてきて水面に到達すると広がる。これを浮き葉という。浮き葉が出て1ヶ月後、水面から立つ葉が現れる。これを立ち葉という。立ち葉の次が蕾のプロセスだが、今の時期はまだ何も無かった。花の寿命は3~4日。早朝しか開かない。などと、古代蓮会館の映像教材で学んだ。古代蓮会館に隣接して地上高50mの展望塔がある。

登ってみた。黄砂のため視程10km程しかなかった。筑波山すら見えない。太古から利根川と荒川が大暴れしたおかげで肥沃な農耕地となった武蔵野を眺めていると、工事のおっちゃんがそばに来て隼がいると教えてくれた。窓の外、非常はしごの上に隼がいた。ハヤブサといってもGSX1300Rではない。

この辺では最も高い場所なので、狩りにうってつけなのだろう。しかし、何故オフシーズンに来てしまったのか。それは、映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛を込めて~」で非常に大活躍していた行田タワーを観たかったから。

中等練習機T-1初鷹


埼玉スバルさきたまガーデン店前に鎮座。スタッフの方に「これBですか?」と聞くとBですとのこと。そもそも、スバルディーラーに置いてあるT-1がAであるわけがない。小牧基地所属の機体だったそうだから、飛んでる姿も観てる筈。コクピット乗り放題(本当)。横の木造家屋は昔のカーディーラーの商品展示棟だった建物。いまは中島飛行機富士重工業の資料館「日本航空館」

日本初の国産ターボジェットエンジンJ3型や、名機EA71を搭載したフォーミュラーカーFJ1600の車両も展示。見学無料。*1

さきたま古墳群

13年ぶり2回目の訪問。さきたま史跡の博物館を見学。古墳群から出土した国宝の刀剣が展示されている。

記念に金錯銘鉄剣の銘文クリアファイルを保護して外へ出た。

さきたま古墳群は5世紀末期から6世紀後半にかけて作られた120~150m級の前方後円墳が8基も集まっている埼玉県最大の古墳群。ヤマト王権が東国の狗奴国を制圧して日本統一が成された時代。畿内のバカでかい古墳から見れば小ぶりだが、それでも100m以上ある。
瓦塚古墳

愛宕山古墳

二子山古墳

さきたま古墳群最大の墳丘長132m

将軍塚古墳

日本唯一の本物の古墳の内部埋葬状況がガラス越しに観られる施設。

稲荷山古墳

オリジナルは手前の後円部のみで、奥の前方部は後世に造成されたレプリカ。前述の金錯銘鉄剣が出土した古墳

丸墓山

直径100m、高さ17mの日本で二番目に巨大な円墳

石田堤

秀吉の配下だった頃の石田三成忍城を水攻めにするために利根川と元荒川の間に築いた堤防が現存

ついでにウォーキングノルマも達成。途中、無線従事者とアイボール。ベンチの横に地面スレスレの短縮型バーチカルを立て、IC-705でこれからPOTAをすると仰っていた。コールサインなどは聞かなかったし言わなかった。

古墳群を離れて、八幡山古墳の石室を観に行った。別名、関東の石舞台。

直径80m級の大きな円墳だったが、付近の沼を埋立てるため盛土を崩して石室が露出していたのを復元してある。石室に入れた。薄暗くひんやりしていた。

*1:この日偶々公開日だったようで、ふだんは柵の外から眺めるだけ。