かごぼん具'

おでかけにっき

さいたま歩き4

青葉園

鴨川の支流が削った谷戸を利用した共同墓地。南北600m、東西300mの広大な土地に幾千もの墓石が整然と並ぶ光景には工業的な美しさを感じる。墓石は台形である。共同墓地を利用する条件なのか、すべて同じデザインで統一。都会は墓石もおされだな。

また、南側には立派な藤棚があった。5月頃に再訪するか。

原稲荷神社

古墳の上に拝殿がある神社。

由緒書きによると、原稲荷古墳は直径40m、植水古墳群最大の規模らしい。植水古墳群は指扇台地の先端に分布していた古墳群。15個の古墳があったそうだが、自然状態で現存する墳丘は無い。

神社の前に掲示してあったポスター

鴻沼の企画展がさいたま市立博物館で開催中。これは行かなければ。

とんび坂

鴨川を並木橋で渡って、指扇台地へ登っていく坂自体はただの道なので省略。案内図が収穫だった。

先週見つけた歴史散歩コースの案内板と絵柄が似ている。同時期に設置された物と推測するが、描かれている絵地図は違う。庚申塔の情報が豊富。庚申塔は興味がないわけではないが、他に興味を惹かれる物が多いので今のところスルー状態。

さいたま市立博物館


武蔵氷川神社への参道そばにある施設。日曜の午前で、見学者がわたしの他に3〜4人。鴻沼の企画展は、鴻沼資料館で見た内容以上の情報は無かった。地下の常設展に羽根倉道や西武大宮線の資料展示があってそちらのほうが興味深く観覧できた。

板石塔婆

高さ4mもの板状の石碑。これは初めて知った。鎌倉時代中期〜戦国時代初期にかけて建てられた供養塔。市内にも10本程現存しているようだ。

羽根倉道が描かれた地形図

歴史散歩コースの案内板とは異なるルート。まぁあっちは荒川の氾濫原を通るから、正副予備など複数あったと考えればいいか。

昭和7年の大宮町

西武大宮線が載っている。鴻沼川を渡る手前まで専用軌道、以降は路面電車になっている。右上の大宮種鶏場は現在の国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構農業機械研究部門(長い)、その右側の空白は中島飛行機大宮製作所(現自衛隊大宮駐屯地)がある筈だが、軍需工場なので地図には載っていない。

一日いられるレヴェルの歴史資料満載の博物館だった。これで入場無料。