4年ぶり19回目の北海道上陸。目的はカラオケサークルの総会。
帯広駅前で友人Bと合流。
先ずはビート資料館を見学。日本甜菜製糖株式会社(日甜)の敷地内にある。
入館料300円。特製スティックシュガーが全プレ。
甜菜(てんさい)とは?
カブに似た根菜で糖分が多く含まれ、砂糖の原料となる作物。北海道全域で栽培され、帯広は、日甜が103年前に創業。甜菜農家との契約栽培で砂糖を生産している。1株から160〜180gの砂糖が精製でき、搾りかすも家畜の飼料として再利用できる。棄てるところが無い作物。
収穫した甜菜を集荷するために私有鉄道を敷設していたとは知らなかった。
収穫したビートを軌間762mmの軽便鉄道で工場に集荷し、製品出荷は国鉄根室本線に接続するため軌間1067mmの貨物列車。後に旅客免許を取得し、十勝鉄道として営業していた。現在、鉄道は全て廃線になっているが、鉄道会社は業態を変えて存続している。工場から帯広の間の複々線区間は廃線後に「とてっぽ通り」として整備され、公園内に蒸気機関車が静態保存されている。
砂糖の種類
製法により糖の結晶の形状や色が違ってくるが、大きくは糖蜜が入っているか否かに分類される。例えば、白い砂糖=上白糖は糖蜜を除去した糖が結晶化したもの。三温糖は糖がカラメル化して褐色になっているだけで、上白糖と成分の違いは無い。糖蜜が残ると和三盆や黒砂糖になる。
工場内部のミニチュア模型
元従業員が一人で製作した圧巻の超大作。
現存する工場社屋
大正時代の建築物をいまでも使用しているとか世界遺産に推薦してもいいくらい。こちらはビート資料館の南300mにある。隣接するショッピングゾーンから良く見える。
館長直々のご説明で甜菜製糖のお勉強。独特の接頭詞が一度聞いたら癖になる。予想以上に中身の濃い展示だった。「すでにお気づきと思いますが、」はマイ流行語大賞にしたい。てんさいの学習をして賢くなったので、隣のベーカリー麦音でメロンパン他を購入。
場所は変わって、元長崎屋帯広店
長崎屋としては営業を終えているが、テナントの幾つかは営業中。
帯広に来たら市民のソウルフード、インデアンカレーを食すと決めている。
冷凍ルーがとぶように売れていくのを横目に黙食。美味しすぎて喋る余裕がなかった。廃虚感を堪能したので、次の目的地へ。
岩内仙峡
内地からの観光客はまず来ないであろ。わたしも一人だったら麓の六花の森辺りで満足していただろう。
吊り橋から峡谷を望む
上流
目の保養になった。
再び帯広市内、元藤丸
帯広唯一の百貨店だったが、今年1月末をもって120年の歴史に幕をおろした。
長崎屋、藤丸、イトーヨーカドーがなくなってしまう帯広やばいんでないの?
シカのオブジェもどこか物悲しげ
彼女達は何を見ているのか?
辻向かいにいる雄鹿を見ていた。
雄鹿も昔は地に脚をついていたが、ツノが危ないとの苦情が来て、花壇の上に移された経緯がある。
雄鹿の側にある六花亭本店
お土産ゲット
総会は、漢二人でカラオケ(まねきねこ)
全国平均スコアが軒並み上がっていて戦慄。コロナ禍でライトユーザーがカラオケに行かなくなってしまい、ヘヴィユーザーの密度が濃くなった所為ではないかと、Bが分析。
→ジンギスカン(北とうがらし)
生ラム肉5皿ぺろり。
→おかわり(コメダ)
と蹂躙して夜9時解散。
翌日(今日)は、朝の飛行機でさっさと帰った。写真は襟裳岬
東京25℃もあって暑すぎるわ!