かごぼん具'

おでかけにっき

わたしを通り過ぎて行ったデジカメ達'20

ブコメで思い出した。

ここ10年で“機能向上なし”のデジカメ、いまだに家電量販店で売られている理由

1997年に初めて買い、2003〜2009年は毎年1〜2台買っていたわたしも2015年を最後にデジカメ買っていない。いちおう3台手元にあるけどスナップ撮影も勝負撮影も軸足は完全にスマフォに移ってしまったな、確かに。

2020/10/04 16:55
b.hatena.ne.jp

昔書いた記事を掘り起こして加筆修正

初出2011.4.17 PS S90まで
撮影枚数は2020年9月末現在

ソニー cyber-shot DSC-F2 (1997〜1999)
  • 1/3in.CCD・35万画素・単焦点(パンフォーカス)・内蔵4MB

 とにかくバッテリーライフが短かった。実質1時間も使えなかったが、この頃のデジカメはおもちゃでしかなかったので、まったく気にしてなかった。写真は、デジタルデータとしては残っていない。

サンヨー DSC-SX150 (2000〜2002)


 荻窪圭氏の伝説のレヴュー記事にリスペクトされて買った。高速オートブラケットが重宝した。単3×2ニッケル水素電池のバッテリーライフが短く、気温が低い季節は気がついたら使えなくなってることも多かった。この頃は銀塩がメインで、デジカメはおもちゃの延長でしかなかったので、少々の欠点は気にしてなかった。光学ファインダーが傾いてたのもご愛嬌。総撮影枚数466枚
 写真は、岐阜県郡上郡明方村と大野郡荘川村の堺にある山中峠からの眺望。左に乗鞍岳、右に御嶽山が見える。オフロードバイクはわたしが乗ってきたもの。

サンヨー DSC-MZ3 (2003)
  • 1/1.8in.CCD・200万画素・光学3倍ズーム・CF


 200万画素とは思えないリアルな解像感、Macユーザー御用達高品質QuickTimeムービー、驚異的バッテリーライフを兼ね備えた玄人向けデジタルスチルカメラ。しかし、酷使したせいか1年に2回壊れた。サンヨーのサポートに話が通じなくて失望したっけ。総撮影枚数2179枚
 写真は、北海道富良野 ファーム富田のラベンダー畑

ニコン COOLPIX 3700 (2004)
  • 1/2.7in.CCD・320万画素・光学3倍ズーム・SD


 常時携帯できるコンパクト機が欲しいと思っていたとき、ニコン初のSDメモリ機が出たのであまり考えず買った。全く邪魔にならないコンパクトボデーに、片手ですべての操作が可能なインターフェースを備え、光学ファインダーまで付いてたパッケージングは特筆に値する。そのうえ、ニッコールレンズが値段以上の仕事をしてくれて良かった。総撮影枚数3086枚
 写真は、北海道支笏湖畔 恵庭岳の稜線に沈む夕陽

リコー Caplio GX (2005)
  • 1/1.8in.CCD・513万画素・光学3倍ズーム・SD


 銀塩コンパクト機のGR1Vから乗り換えた。かなり味のある写真が撮れる反面、カメラ任せで撮ってると失敗が多くストレス溜まった。思うように使いこなせなくて嫌になり8ヶ月でドナドナ。総撮影枚数1037枚
 写真は、北海道襟裳岬から太平洋を望む 晴れてる襟裳岬は珍しいらしい。

パナソニック LUMIX DMC-LX1 (2005〜2008)

  • 1/1.65in.CCD・840万画素・光学4倍ズーム・SD


 スペックを見た瞬間買うしかない衝動に突き動かされて速攻ゲット。アスペクト比16:9の撮像素子を搭載した世界初の量産デジカメ。あらゆるインターフェースが過剰なくらい親切設計。カメラ任せで撮っても、破たんのない絵が大量生産できる。今まで使ったコンデジの中でベストを選ぶとしたら迷わずLX1を挙げる。総撮影枚数4108枚
 写真は、北海道樽前山 日本海まで見えそうな晴天でした。

オリンパス μ795SW (2007)
  • 1/2.33in.CCD・710万画素・光学3倍ズーム・10m防水・xDピクチャカード


 防水・防塵・防寒・耐衝撃コンパクトデジタルスチルカメラの分野を切り開いた製品。夜景には強かったが、デイライトのオートホワイトバランスが感性に合わなかった。しかも、密閉ズームのくせにレンズユニット内にダストが入り込むという低品質が許せず5ヶ月でドナドナ。総撮影枚数543枚
 写真は、札幌市大通公園ホワイトイルミネーション 北海道行きすぎですか行きすぎですね。

富士フイルム FinePix F100fd (2008)
  • 1/1.6in.スーパーCCDハニカムHR VIII・1200万画素・光学5倍ズーム・xDピクチャカード or SDHC


 人間の目に近い写真を撮れる。写真全体としては素晴らしく美しい。けれども、素材として切り抜く場合はもれなく萎える。特に電線とか直線で極細の被写体における描写性能が低すぎて笑うしかない。クロームで風景撮ってる分には申し分ないんだけど。あと、インターフェースが複雑。露出補正ぐらい一発でできるようにしてほしかった。光学メーカーなのに。総撮影枚数1186枚
 写真は、東京にある六義園の紅葉

ニコン D700 (2009〜2015)
  • フルサイズCMOS・1210万画素・一眼レフ・CF


 コンデジから数えること4年、ついに一眼レフもデジタルに移行。手持ちのレンズ資産を活かすことを考えるとこれ一択。わたしにとって一眼レフとは、高性能望遠レンズと高速連写の組み合わせで動く被写体を撮影するため不可欠な道具(でした)。2015年を最後に使わなくなり2017年ドナドナ。総撮影枚数11388枚
 写真は、2009年エアフェスタ浜松にて、米空軍アクロバットチーム・サンダーバーズによる曲芸飛行。小雨が降る中の撮影

キヤノン PowerShot S90 (2009〜)
  • 1/1.7in.CCD・1040万画素・光学3倍ズーム・SDXC


 マイカメラライフ初のキヤノン。敢えて画素数を減らして1撮像素子当たりの受光面積を増やしてダイナミックレンジを拡大して良い絵を撮ろうじゃないか的製品。絞りリング的位置に回して使うインターフェースがあるが、意識していないとその存在を忘れてしまう。また、背面ホイールのレスポンスが良すぎて、ちょっと触っただけで設定が変わってしまう。ここ3年ほど頻繁に買い替え過ぎていたので、2年ぐらい使ってみようと思っていたのがいつの間にか12年目。総撮影枚数5263枚
 写真は、静岡県御前崎灯台近くで撮影。腐食した金属の質感がリアル。

ペンタックス Optio WG-1 GPS (2011〜2013)
  • 1/2.3in.CCD・1400万画素・光学5倍ズーム・SDXC


 おもちゃの様な質感だが実際おもちゃ。スリムなのでジャージの背面ポケットから素早く取り出して撮影するには最適だった。顔認識や手ぶれ補正といったトレンド機能も付いていて結構な爆安価格だった(19800円)。GPSはアクティヴになるまで5分位かかり精度もいまいちなので無くてもよかった。あと、防水の筈なのに土砂降りの中の撮影で浸水して全損。総撮影枚数624枚
 写真は、思川沿いの桜並木。春先のゆるふわ感が表現されている奇跡的ショット。

オリンパス STYLUS XZ-10 (2013)
  • 1/2.3in.裏面照射CMOS・1200万画素・光学5倍ズーム・SDXC


 画像加工メニューが豊富。初めは面白がっていたけれど飽きるのも早かった。どうしても許せなかったのが電源OFFでも内蔵バッテリーの消耗が激しく、一週間放置でエンプティという謎仕様。カメラは良いのに電源管理が時代遅れ。結局この一点だけで手放した。総撮影枚数1439枚
 写真は、東北ツーリングでの一コマ。バックは岩手山、この日初冠雪したらしい。

富士フイルム FinePix XP70 (2014〜)
  • 1/2.3in.CMOS・1640万画素・光学5倍ズーム・SDXC


 タフネスコンデジの需要にかられて安いのを何も考えず買った。14800円だった。いちおうフジノン搭載だけど名ばかりレンズ。ぜんぜんパッとしない写りだしレスポンスは鈍いしボタンは小さいし液晶は晴天下では使えない値段相応モデル。同じ年に買ったiPhone 6に完全に負けていた。優れているのは防水だけ。だけど、いまだに手元にあるのは、タフネスコンデジの進化が鈍って買い替えのトリガーにならなくなったため。総撮影枚数1272枚
 写真は、春の小貝川。鏡のような水面と白い欄干のコントラストが素敵。

キヤノン PowerShot G16 (2015〜)
  • 1/1.7in.裏面照射CMOS・1210万画素・光学5倍ズーム・SDXC


 高級コンデジのカテに入るか。光学ファインダー、ポップアップフラッシュ、ホットシュー、露出補正ダイアルと設計者のこだわりデザイン。デイライトの写りは結構良いんだが内蔵フラッシュの広角撮影はもれなくケラれてしまう謎設計。そこそこ重たいがバッテリー容量も大きいんで減りを気にせず使えて好い。今となってはスマフォ(iPhone 11)には負けるけれど、レリーズ音出さずにバシャバシャ撮りたいときは重宝する。総撮影枚数2943枚
 写真は、蔵王御釜。念願のエコーラインを最高の日に走れて気分爽快

モバイルフォンなど

京セラ AH-K3001V (2004〜2006) 自己所有初のモバイルフォン付きデジカメ、お世辞にもカメラとは呼べない代物だった。
シャープ W-ZERO3es (2006〜2007) 当時でも時代遅れの131万画素
東芝 H11T (2008〜2009) 今は無きEMOBILEの端末324万画素、デジカメとして使った記憶は皆無。
パナソニック P-02A (2009〜) 510万画素、デジカメとしては殆ど使わなかったがケータイとしてはいまだに使っている。*1

Apple iPhone 4 (2010〜2012) 500万画素、ようやくまともなスペックになった。総撮影枚数895枚

佐渡島の夕焼け

Apple iPhone 5 (2012〜2014) 800万画素、初めてコンデジの年間撮影枚数を超えた。総撮影枚数1694枚

全面凍結の袋田の滝

Apple iPhone 6 (2014〜2016) 800万画素、滑って落としそうになるのでスナップ用途には不向きだった。総撮影枚数2230枚

黒部ダムの放水

Apple iPhone SE (2016〜2020) 1200万画素、完全にコンデジを逆転。総撮影枚数1844枚

砺波平野

Apple iPhone 11 (2020〜) 1200万画素×2、超広角と夜景モードが凄すぎるデジカメ界のSDR。総撮影枚数554枚

京都タワー

*1:12年目。人前で取り出すと驚かれるようになってきた。機種変しろしろ催促電話がよくドコモから掛かってくる。