かごぼん具'

おでかけにっき

伊佐沼

埼玉県最大の自然湖沼が近くにあると知って行ってきた。カブで。

伊佐沼は川越市東部に位置し、南北1.3km、東西0.3kmの細長い形をしている。670年ほど前に溜め池として整備された。昔は南北1.8kmもあったが、昭和初期に北半分が干拓されて現在の形になった。

貯水量はかなり少なくなっていて、底から現われた浅瀬に野鳥が羽を休めていた。

荒川右岸土地改良区事務所前にある案内板

春は桜の名所
初夏は古代蓮の花が咲く
夏は花火大会(隔年開催)
沼の西側には公園があり、フィールドアスレチックや野外音楽堂がある。

明治時代の伊佐沼

干拓前の形がわかる。

昭和時代(1970年頃)の伊佐沼

沼の南を東西に走る道路は、西武大宮線の廃線跡。川越と大宮駅を結んでいた路面電車で、国鉄川越線の開業によって廃止された。

土地利用図

黄色が宅地。*1ルーツは古入間川の自然堤防の後背湿地だろう。南側に堤防を築いて溜め池にしたと勝手に考える。

次は満水の頃に来たい。

*1:氾濫原における宅地は少しでも高い土地に建てられるので、宅地イコール自然堤防と推測。自然堤防に囲われた水はけの悪い土地が後背湿地。この場合は川越台地と古入間川に挟まれた後背湿地だったのだろう。