かごぼん具'

おでかけにっき

初サイクリング詣

年も明けたので初詣がてらサイクリング

と言っても、このわたしが初詣などというリア充イヴェントを真面目に実行するわけがない。今を遡ること1300年程前に建立された栃木県最古の由緒正しいお寺
の跡を見学

国分尼寺

復元された礎石

思川右岸の堤防CRを使えば渡良瀬遊水地からここまで来られる。R50〜白鴎大学付近さえクリアーすれば。

この付近には古墳群があって天平の丘公園として整備されている。古墳があるってことは元々豪族が幅を利かせていた土地だ。そのため、利権を持つ国分寺の誘致は必然と言えるだろう。なにせ国の直轄事業である。利権が発生しないわけがない。

国分寺がある街は現代の県庁所在地的扱いだった。下野国庁は思川の対岸にあった。国庁と国分寺を結ぶラインに官道が通ってるべき。けれども、国分寺の周りに古代官道の痕跡がまるでない。上野国庁(群馬県高崎市)から下野国庁を経て陸奥国庁(仙台市)へ至るルートが東山道。現代の国道50号国道4号が相当する。となると、下野国庁は4号と50号が交差する小山市内にあるのが自然。しかし、実際はかけ離れた場所にある。

道なんてものは一度作ったら余程のことが無い限り消滅しない。ましてや古代官道は極力真っすぐ平坦に作るため、道としての格はかなり上位。そう簡単に無くなるわけがないのだ。これを前提に考えると、下野国庁と国分寺は初めから官道をそれた場所に設置されたのだろう。豪族に端を発する勢力の利権獲得のために。という妄想。

ルートラボ

57km
バイクタイム2:30