こんにちは。今週も北風がびゅうびゅう吹きまくる渡良瀬遊水地エリアを走りました。
いつも堤防ばかりなので、たまには北のほうへ行ってみようか。
今日は男体山が見えます。
東武日光線の跨線橋から三毳山(みかもやま)
下って登りながら緩いS字を描くこの道はバイクで走ると気持ちいいですが、自転車はしんどかった。
「とちぎのふるさと田園風景百選認定地」って何でしょ?
調べてみました。
見ごたえのある田園風景を100コ選んだっていう栃木県のPR事業で平成23年2月に認定されました。→公式HP
この場所は、日光連山と桜、菜の花のコントラストが美しい春の景観として選ばれてます。
道の駅みかもで小休憩
国道50号線に2ヶ所しかない道の駅のひとつで、常に混雑しています。
プレミアムアウトレット佐野新都市からイオンモール佐野へ連なる北関東屈指のショッピングゾーンをバックに記念撮影。
渡良瀬川に出ました。
左岸堤防は護岸工事だらけでまともに走れませんでした。
あっ、グライダー!!
小型機にえい航されて行きます。対岸に滑空場があるようです。
谷中村跡を見学
再び渡良瀬遊水地へ入りました。谷中湖の北側にかつて存在した村の跡を見られます。
この集落絵図を見ていて気がついたのですが、宅地があったところが塚のように描かれてます。
現在の渡良瀬遊水地は人工的に造られた地形ですが、渡良瀬川、思川、巴波川が出会うこの地は元々低地帯だったでしょう。市町村境界線を見ても蛇行した河川の跡が伺えます。川が蛇行するのは水量が多く傾斜が緩やかなときです。そういう場所では水が行き場をなくして氾濫しやすいのです。ということは、絵図に描かれているのは水塚に違いありません。洪水が起きたとき人的物的財産を守るため、嵩上げした土地に邸宅や蔵を築きました。嵩上げした部分が塚みたいなので水塚と呼ばれます。現存しているなら見学したい。
旧谷中村役場前の案内板
「赤麻沼畔の豊かな村」とあります。矢張り自然湖沼があったのか。藤岡町に赤麻という地名があるけど、沼らしきものは存在していません。渡良瀬川を現在の流路に付け替えたときに消滅したみたいです。
水塚がありました。
奥へ行くほど高くなっています。手前に邸宅、奥に蔵を建て、水位が上がって邸宅まで水に浸かっても蔵に避難すればOKという仕組みです。明治40年に廃村になってから手付かずなんだろうか。100年以上経ってこれだけ残ってるのは保存状態良いと思います。きっと暫くは旧村民が手入れしていたのでしょう。
谷中湖畔の道から北側を眺めると、すすき野の原野に島のように雑木林がありました。たぶん水塚です。(写真なし)
アデュー!!