北のほうへ行ってきた。
R16BP上江橋を渡って、マンション街を通り過ぎて、狭山川越CRへ出た。狭山川越CRの上江橋付近の出入口は、入間川樋管の工事に伴い令和6年3月25日まで通行止め。そのため、トラフィックがほとんどなく、のり面に群生する曼珠沙華を眺めながら快走。道なりに進むと狭山へ行ってしまう。入間大橋を渡って、開平橋との間にある荒川CRメインルートに合流。道なりに北上、圏央道の下をすぎて約4kmで写真の分岐が現われる。今日は右へ。
一旦下り、荒川の支流の市野川に架かる橋を渡り、対岸の堤防上に出る。交通量の激しい車道を横断。2021年の道交法改正で、車が停まってくれるようになったとは言っても、それは都会の話で、田舎では相変わらずドライバーの意識は変わっていない。いや、自転車はクルマと同じ扱いになったから、歩行者ではない認識か?などと考えていたら車が停まってくれたので横断。吉見さくら堤公園という荒川の横堤?沿いに桜並木と遊歩道が整備された南北1.7kmの公園。幸手の権現堂堤と同じようなスポットであろ。季節柄、彼岸花が咲き誇っていて、親子連れやアマチュアフォトグラファーで賑わっていた。ブレてるけどこんな感じ
桜堤の北端から荒川堤防に合流。幅員はあまりないが、トラフィックも少ないので走りやすい。荒川CRメインルートは走りやすいのだけど、休憩スポットがほとんど無く、ただひたすらペダルを回すだけのストイックなサイクリングロードと言える。そんな中、吉見総合運動公園の管理事務所の一角がチャリダー向け休憩スペースになっている。遠目に覗いたが、10人ぐらい居たので素通り(チキンハーター)。結局、水道橋までノンストップで来てしまった。
荒川水道橋は昭和59年竣工の水道管を渡すためだけの橋。全長1.1km、赤いアーチが青空に映える。
水道橋の1本上流にある大芳橋が、公式には荒川CRの北端(終点)とされている。けれども、Google Mapsの航空写真を見るとまだ行けそうだったので実走。
玉作水門
丸いドームが3つ並んでいてかわいい。和田吉野川と荒川を仕切る水門。かつて、荒川は現在の元荒川の流路だった。江戸初期に荒川と和田吉野川の間にバイパスを掘って、荒川を和田吉野川に付け替えた。つまり、此処から入間川までの下流は元々和田吉野川だった*1。元々荒川だった流路は水流の大半を失い細くなって、元荒川と名を変えて現在に至る。これを荒川西遷事業という。目的は下流で荒川がしばしば氾濫していたのを止めるため及び新たな舟運経路の確保。
富士山が見えた。
直線距離で約100km彼方
大芳橋から8kmで堤防道路が唐突に終了。R407交差点の歩道橋下で休憩。
携行食をチャージして来た道を戻る。
黄金色の大地
復路は気になるスポットがあったので立ち寄った。川幅日本一地点。2537mだそうだ。
対岸が見えない。航空写真を見ると河川敷なのに住宅があったりして、川幅の定義が堤防間でいいのだろうかと思ったり思わなかったり。
その後太郎衛門橋で左岸へ渡ってサブルートで帰投。暑かった夏が嘘のように鎮まった絶好のサイクリング日和だった。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものである。