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おでかけにっき

秋葉原 YAESU無線まつり

秋葉原駅電気街口から徒歩5分、相鉄万世ビルのCIVI研修センター秋葉原3Fにおいて開催された「秋葉原 YAESU無線まつり」を見学。八重洲無線と言えば自動車メーカーで喩えると日産やスバルに似ている。製品は良いのだがマーケティングが地味かつ価格も高めで、マニアにしかウケないというイメージ。アマチュア無線自体がマニアのホビーになってしまった昨今、更に選りすぐりのマニア、キング・オブ・マニア御用達製品がメインと言える。その中でもFTDXシリーズのマニア度は群を抜いている。見た目は。上からフラッグシップFTDX 9000、ハイエンドFTDX 5000、ミドルクラスFTDX 3000、ベーシッククラスFTDX 1200のラインナップ。1200でも他社のミドルクラス以上の性能がある気がする。そこまで過剰な性能は要らんという人のためにFTDXの基本コンセプトを踏襲したぜんぶ載せコンパクト機FT-991いうのもある。会場にはFTDXシリーズ全モデル及び991の主力群はじめデジタル通信ができるモービル、ハンディ機などを取り揃えていたが、電話交信する気がまったくない自分にとってはあまり興味を引くものでなかった。

無線再開のトリガーはHF帯のデジタル通信か5.6GHz帯ATVと感じてる。しかし、20年以上のブランクはそうとう隔世の感があり展示品の全てが見たことも聞いた事もない物で、また無線工学の基礎知識も乏しいため、質問しようにも「これって何ですか?」級の小学生並みの言葉しか思いつかず、説明を聞いたところで概要すら理解できないのではないかと尻込みしてしまった。キュビカルクワッドを水平にしてラジアルだけで構成されたような形状をしているコブウエブアンテナに興味を持ったが、マニアの生け垣を越える勇気が無く、後でぐぐるわと思っていたらぜんぜん関係ないものしかヒットせず戦慄した。

ワイヤードの講演も聞いたけれど、アンテナの話だと思っていたら、この中でノードを開設している人いますか?などと質問の意味すら解らない恐ろしく敷居の高い遊びになってしまってる印象を受けた。暫く聞いていたがちんぷんかんぷん。何のために何をどうして、どういうところに楽しみを見いだせるのかといった概要が掴めない。ここまで自分の頭は固かったか?などと激しい自信喪失感に襲われて、恥ずかしくなり途中で抜け出して帰った。30分も滞在しなかった。