かごぼん具'

おでかけにっき

帯広'19

1年ぶり18回目の北海道上陸。目的はカラオケサークルのオフ会。今回初めての試みとして帯広に集合。道東の地を踏んだのは2005年の北海道ツーリング以来。

午前3:50起床。4:40つくばバスセンター発の京急リムジンバス羽田空港行きに乗車。乗客は8組15人位。半数程が第2ターミナルで降車、第1ターミナルはわたしの他1人だった。空港に着いてから朝食を摂るつもりだったが、飲食店が軒並み閉まってた。営業していたのは2ヶ所。うち朝定食を提供していた店はシニア世代が行列を成していたのでバス。「6:30まではトーストのみ」の案内板が出ていた店を見つけ6:32に入店。しかし、トーストプレートしかなかった。
消費税10%初決済伝票
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定刻の50分前に保安検査場を通過。ブーツが透過検査対象になっており、脱いで再検査*1。ラウンジでぐったりしようと思っていたのに、案内図の場所には何もない。おかしい。7:55、5分遅れの出発。だが、使用滑走路(34R)で直前にバードストライクがあり、滑走路点検で10分待機。上がってからも「帯広空港が視界不良だった場合新千歳か羽田へ引き返す」旨のアナウンスが頻繁にあり、生きた心地がしなかった。新千歳で降ろされるくらいなら羽田へ引き返してくれたほうがマシ。いや、新千歳なら特急使えば3時間遅れ位で合流できるかなどと愚考展開。空港上空はかなり低い雲が立ち込め、雲を抜けてから接地まで十数秒だった。帯広駅行きバスの発車時刻まで5分しかない。間に合うか。到着ロビーの券売機に千円投入。発券された乗車券を10秒もしないうちに乗務員に渡した。キャッシュレス決済にしろ。バスの座席に座って時計を見たら1分前。間に合った。けれども、空港連絡バスなので飛行機が遅れたら発車時刻も遅くなる仕様だった。機内アナウンスで言うべき。JALとは別会社だろうけど其れくらい連携してもよいんじゃない。10:17帯広駅バスターミナル降車。前から歩いてくる男に挙手で合図した。10:36帯広駅改札前でもう一人と合流。前回と同じく観光なんかしない。

時間に余裕があるので駅舎2Fで開催されている「なつぞら展」を見学。
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今年度上期のNHK朝ドラの舞台が十勝らしい。ほとんど観てないが広瀬すずは可愛い。最近の朝ドラはある程度実績がある若手をヒロインに抜擢する傾向にあり、安心して観ていられる反面、ほとんど素人の大根演技にハラハラしたり、ダイヤの原石を探すような期待感に欠ける。観てないけど。

本番前に帯広のソウルフードインデアンカレー」で腹ごしらえ。楕円形の深皿に盛られたカレーは金沢カレーに似ていると思った。
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一日目は漢三人でカラオケ6時間(゚ー゚)
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証拠写真
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夕食は反省会がてら肉料理居酒屋
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トカチバル一心 殿。北海道の食のイメージは魚介類と思われがちだが、内陸の帯広では矢張り農畜産物であろ。

完全にカラオケのためだけに行ったようなもので、二日目の朝の便で帰京。

*1:復路のとかち帯広空港では検査されなかったので羽田の判断だったのかもしれない。

試乗'19

F750GSはBMWが新開発した270度位相クランクの直列2気筒エンジンを搭載、排気量は型番より大きい850cc、最高出力77ps、ジャンルとしては足つきの良いオフ車。大きいセローとでも言ったほうがよいか。メーターはカラーTFTモニタ。
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連休中日で何処も彼処も滅茶苦茶渋滞。借り物バイクなのですり抜けはしなかったが、足つきが良く、大きさの割に取り回しが軽快、かつ水冷なのでオーバーヒートの心配皆無。渋滞参加がまったく苦にならない。と思っていたのも20分ぐらいだった。シートの出来がよろしくないのか尻が痛くなってきた。ハンドルグリップのラバーが薄く、てのひらも痛くなってきた。低速トルクがあり過ぎて発進時に気を遣わなくて良い反面、何速でもそこそこ走ってしまうため何速を使えばいいのか判らない。高速トルクはスカスカ。ストレートでスロットル開けてもちっとも加速しない。なんじゃこら?本当に大型?マジでセロー、いやカブかと思った。ウインカーが遠くて怖い。シフトペダルも遠くて咄嗟にギアを替えたいときに届かない。止まる度に沈み込むフロントサス。たかだか20数km走るだけで偉く疲れた。特に尻が痛くなるのはツアラー用としては致命的。乗り換え候補にはならないな。それが判っただけでも有意義な試乗だった。

アンテナを巡るツーリング中国地方編・まとめ

走行距離3127kmのツーリングから無事帰ってきた。
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丸一週間かけて走りに行ったのは、2005年の北海道ツーリング以来。老体に鞭打って完遂。おかげ様で1台のバイクで本土制覇を成し遂げた。バイクの経県値

天気は悪かった。
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一日目の半分は雨、二日目のほとんど雨、三日目はゲリ雷雨に遭い、四日目もゲリ雷雨に翻弄され、五日目は諦めて午後からカッパ着た。雨か真夏日しか無かった気がする。

砕石場で転倒してウインカー折れたり、土砂運搬ダンプカーが往来する悪路を走ったり、エンジンオイルが漏れたり、紀伊山中の隘路でガス欠の危機に晒されたり、名阪国道のS字区間で土砂降りに遭ったりと良い思い出が満載。

フロントカウルも満身創痍
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総経費106,090円

今年はもういいや。来年は車検の年、乗り続けるか下りるか乗り換えるか悩む。

アンテナを巡るツーリング・其丿伍

ここまで来たら和歌山へ行っておかなんやろ。

8:20 出発
R24経由で天理へ行けば和歌山を通過できるな。中央構造線に沿って東進してるうちに魔が刺して高野山へ登ってしまった。金剛峰寺付近の路肩にバイクを停めてiPhoneで地図を眺めていると若い僧侶が声をかけてきた。駐輪できる場所を教えてもらったついでに教えて頂いた仏画展を見学。
その建物の前に在ったオブジェ。高野山ゆるキャラ「こうやくん」漢字で書くと高野君。

思いつきで来たのでリサーチなし。いちおう金剛峰寺の境内に入ったが参拝はしなかった。真言宗の寺だしなぁ。うち浄土真宗なんだよね。帰りはR480で下りればいいのは分かっていたので、詳細地図は確認しなかった。というか関西の地図持ってないんでiPhoneGoogle Maps見るぐらいしかない。おかげで人里離れた山深く迷い込む羽目になった。有田川が現れたとき道を間違えたのに気付いた。和歌山と言えば有田みかん。だが戻るくらいなら下りたほうがマシ。などと紆余曲折あって、正午過ぎてもまだ和歌山県内を走っていた。

お昼

葉っぱのにぎり飯は「めはり寿司」だと知った。

阪和道と西名阪道を駆使して名阪国道へ。東の新4号に匹敵するフリーウェイの西の横綱R25名阪国道は初めて走る。初めて走るのに天理側のS字区間(オメガカーブ)で土砂降りに遭った。全天候型バイク&ライダーの本領発揮。路面が荒れてるのと、マウンテンセクションほぼ2車線。残念ながら新4号の走り易さには及ばないな。山添ICで一旦下りた。

無線のアンテナ巡りの最後を飾るのは山の上の茶畑。険道から農道に入り約600m、路肩の広い場所にバイクを停め、徒歩5分。見えてきた。山の頂上付近に何本ものタワーやパンザマストが屹立。ヤバい、変な声出た。

写ってるのはほんの一部。14と21は何本もあるけど、ローバンドのビームは無いな。タワー間に張り巡らせたワイヤーアンテナでまかなっているのだろう。

15:40 亀山PA伊勢うどん

伊勢うどんは2015年10月に朝熊山売店で食べたのが初。その後、秋葉原に専門店を見つけ2回程食べたが閉店して今は無い。それ以来だから4回目。
またまた進行方向にゲリ雷雨。今日は既にカッパ着てるので迷わず突っ込んだ。

結局、毎日カッパ着てしまったか。

あとは東名阪道~名古屋第二環状~一宮線~名神と標識だけで推論して、東海北陸に入ってひと安心。長良川SAで給油。高速最高所PAでトイレ休憩。白川郷IC過ぎて対面通行区間を巡航していたら後続のライトバンに車間3mで煽られたので、10キロ程落としたら更に詰め寄られた。運転手の顔がバックミラーで分かるくらい近い。五箇山の二車線区間で追い越していったが、幅寄せ等はされなかったのでたぶん煽ってる自覚無いんだろう。

本日の走行距離 594km
高速代 8270円

アンテナを巡るツーリング・其丿肆

昨晩は色々な刺激が重なり神経過敏になってあまり眠れなかった。足は普通に歩けるぐらいには回復した。いまいちばんの問題はバイクのオイル漏れと折れたウインカー。クランクケースの継ぎ目からオイルが滲んでるのは判っていたが、一日目の高速走行で一気に症状が悪化。停めると下に滴が垂れる状態。
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最寄のBMWモトラッドを調べたところ、岡山市にあることが判った。山陽道とR2で1時間半ぐらい。行くしかないな。

10:15 バルコム岡山到着
「クランクケースの継ぎ目からオイル漏れしている。かなり減ってるので補充かできなければ交換してほしい。折れたウインカーをぐらぐらしないようにしてほしい」と伝え、症状を診てもらったところ衝撃の事実発覚。オイルはフィルターのガスケットから漏れていた、外したらガスケットが裂けていた。規定トルクで締めていたら元々の品質が悪かった、そうでなければ規定トルク以上に締め過ぎたということになるが、真相は不明。念のためフィルターごと交換。オイルは交換せず、減った分を継ぎ足していただいた。ウインカーは折れた部分をボンドで接着して上からテープぐるぐる巻き。作業を待っている間、お店の常連らしきお客さんに話しかけられ、わたしがRoadster乗りで15万キロ走ってることが判ると目をキラキラさせて「オレも乗ってたんだよ」とフレンドリーに接してくれた。すごい、ぜんぜん知らない人とあっという間に打ち解けるのすごい。11:30作業終了。助かった。ご恩は一生忘れません。

山陽道に入って最初のSAにピットイン、昼食。肉おろしぶっかけうどん
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残念ながら美味しさ控え目だった。

山陽道のトラックと車線規制と追越車線鈍行車の多さに辟易。そして暑い。雨か真夏日という極端な天候のツーリング。何のために走っているのだろう。中国道に入って最初のSAにピットイン。進行方向にゲリ雷雨。
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カッパを着て突っ込むか雨雲が通り過ぎるのを待つか30分悩んだ揚げ句、カッパを着て出発。阪和道岸和田和泉ICを下りるまで雨は降らなかった。もう16時過ぎたので和歌山へ行くのはやめた。ルートイン大阪和泉にチェックイン。

本日の走行距離 323km
高速代 5720円

夕食は対岸のららぽーとフードコートの大阪王将
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アンテナを巡るツーリング中国地方編・其丿參

昨晩飲酒したせいで眠りが浅くなったのか、旅の疲れが出てきたのか、寝坊。美味しい朝ご飯を食べて、ルートを再確認。8:50 出発

9:30 KDDI山口通信所に到着
直径34mのお皿を筆頭によりどりみどり。用途は衛星通信及び電波天文。ちなみに山口市内にはスカパーの地上局があって、来る途中に3〜4m級のお皿が数枚見えたがスルー。パラボラ館でミニ映像を視聴、展望台からパラボラファームを眺め、au端末紹介コーナーで実機さわり放題のち、広場でパラボラ激写。
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一頃に比べてパラボラのへの情熱が冷めているのを感じた。

徳地から中国道。前にも後ろにも車が走っていないことが何度もあった。この高速必要なのだろうか。安佐SAで昼食。パン2個と水だけ。

千代田IC出場。県道5号を南下、視界が開けたときあまりの異次元光景に噴き出した。あ、あり得ない。無線のためにそこまでやるか?
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山の南側から
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山の標高より高いタワーのてっぺんにブームがタワーの巨大八木アンテナ1.9MHz帯3エレ
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其の横は3.5MHz帯5エレ。こちらのアンテナはブームが1.9Mのダイポールを兼ねている。
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主は麓にある総合病院と特養の院長殿。病院横の7Mの4エレが14Mぐらいに見えるアウターゾーン。タワー、アンテナ、ローテーターすべて規格外の特注品。軽くン千万円の世界だろう。恐ろしい恐ろしい。

再び中国道へ向かっているとき、ゲリ雷雨に遭遇。こんなときに限って坂道でバイクを止められない。やっと停めたら水溜まりポイントで通過する車がはねる水飛沫で完全びしょ濡れ。だが、こんなのはこれから起こる悲惨なアクシデントに比べたら序二段ぐらいだった。

東城IC出場。R182を南下。攻め甲斐のあるワインディングだった。福山市内に入り、県道を北上、更に違う県道に入って3kmで通行止め。更に脇道を登ったら砕石場に迷い込み、さすがに道が違うと思いUターンしようとしてリーンの途中でギャップに乗り上げた拍子にスロットルとクラッチ操作をダブルでミスってエンジンストール、右側にゴロン。ライダーは勢い良く転がってのり面でやっと止まった。バイクはフロントカウルに大きな傷、右ウインカーがポッキリ。ギア入ってるので起こすのは割と楽だった。ちなみに左側へ転がってたら崖下転落で大霊界行きだった。

一旦、麓に下りてアイボール予定の人に電話連絡して迂回路と道順を教えてもらった。ところがこれがまたすごい道で。カムイワッカ湯の滝へ行く道よりも悪路。ほとんど泥濘路で轍も深いうえに坂。しかも、道路幅いっぱいのダンプカーがフリーダムに往来しているデスロード。オフ経験無かったら絶対に諦めてた自信ある。*1

紆余曲折あって日本、いやアジアを代表するDXコンテスターの別宅シャック*2に到着。
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予定から1時間半遅れ。主さんは今日がお仕事休みのところお願いしてご対応頂いた。ハムフェアで買ったコンテストガイドブックやリニアアンプのカタログをお土産に。けれども、いちばんの土産は静岡県BIG GUN偵察の写真だったりした。あっという間に時間が過ぎ、陽が落ちるとバイクでは危険すぎる*3道なので名残惜しいが帰ることにした。

18:20 サンホテル福山にチェックイン
半地下駐輪場付き。この頃になると、左足のふくらはぎが超絶痛くなってきた。バイクから放り出されたときステップに強打していた。バイクは壊れるし人間も壊れるしふんだり蹴ったり。足が痛過ぎるので外食はやめて、コンビニでサラダとにぎり飯を買ってきた。洗濯物もあったし。

本日の走行距離 358km
高速代 4170円

*1:大型二輪の前は250ccのオフ車に乗ってたので、オフロード走行にはあまり抵抗がない。けれども、今回の道はさすがに躊躇した。

*2:別宅と言いつつ、休日と平日の早朝はこちらに居ると伺ったので本宅なのかもしれない。

*3:オンロードバイクで走ること自体危険なので、オフ車以外は行っちゃいけません。ちなみにバイクで来たのはわたしが初めてとのこと。