かごぼん具'

おでかけにっき

平等院

昨日涼しくなったと書いたが今日の最高気温は22℃。早足で歩くと汗ばむ11月とは思えない陽気。JR奈良線宇治駅前から徒歩10分、宇治橋の袂が入口。通りの両側に土産物店が軒を連ねている。緑茶の専門店も多い。最も奥まったところに地味な外観のスターバックスもあった。石畳の参道を進み、案内所で拝観料600円を支払った。鳳凰堂の内部拝観の予約は本日分は定員に達して締め切った、お堂の扉は開いてないとのインフォメーションを賜わった。世界遺産にして国宝の平等院を拝観する。

境内に入ると左側に立派な藤棚が現れ、正面の池の中に朱塗りの古代建築が見えた。十円青銅貨の表に描かれている平等院鳳凰堂。湖畔を時計回りに進むとお堂を正面から拝観できる。中央の扉が開いていれば差し込む西日を受けて金色(こんじき)に輝く阿弥陀如来座像が見える筈。この世にいながら極楽浄土を体験できるリアリティ・エンターテイメント施設であったのだろう。
f:id:kagobon:20211107145257j:plain

池の水は湧水だとブラタモリで観た記憶がある。
f:id:kagobon:20211107145901j:plain
現在は枯渇したそうだが、裏手に湧水をイメージさせる控え目な噴水があった。画像左下。

順路に沿って歩くと鳳翔館という博物館に入った。梵鐘、青銅製の鳳凰、雲中供養菩薩像26駆、十一面観音立像の平安彫刻など国宝を間近で見られる。無垢の木を削り出して作るワンオフ仏像彫刻とかマジかよって小学生並みの感想。鳳翔館を出ると鳳凰堂の裏側に出た。ちょうど順光で屋根の上の金ピカの鳳凰が青空に映えて神々しかった。
f:id:kagobon:20211107151539j:plain

日本のお宝を一度に拝めて有り難すぎて極楽に来たような気分になれた。