さいたま市の地図を眺めていて発見。以前住んでいた場所から歩いていける距離。そんなんあったら行ってた筈だが、知らなかったということは引っ越してから出来たに違いない。偵察や!
JRさいたま新都心駅に隣接するコクーンシティの南側。駅から歩いて10分かからない。
博物館は年中無休、入場無料、予約不要
受付で氏名と連絡先を書いて番号札をもらう。開館30分後で8番目だった。
造幣局で作っている物紹介コーナー
一般硬貨、記念硬貨のほかに五輪の入賞メダルは知ってた。勲章もこちらの製造。章碑って何?
れきし
さいたま支局は2016年10月に開設とある。その半年後に引っ越したから知らなくても無理はないな。
お金は古代の何処かで、労働の報酬として小麦を与えたのが起源。その後、小麦に代わる普遍的価値を持つ「貨幣」が発明された。時間が経っても腐らない貨幣は経済を生み出し、今日に至る。貨幣が無かったら文明の発展も無かったと言っても過言ではない。
お金ができるまでコーナー
金属塊を溶かして、圧力をかけて引き延ばして、丸い形にくり貫いて、縁をつけて、洗浄して、盤面を彫るが主な工程。
くり貫いたあとの金属板。
原板を忠実に縮小して彫刻するフランス製縮彫機
原板の製作工程
以前見学したスバルの自動車工場と似てる。硬貨も一種の工業製品なのだな。
勲章の製造工程
バフがけのバフって日本語だったんだ!漢字で羽布
勲章の実物展示は撮影禁止。凡人には一生縁がない勲章の実物を見られただけでも来た甲斐があった。
章碑(しょうはい)の展示
富山県を代表するお祭りの図案
入口の売店で販売していたが、凄い金額の値札が付いていた。どんな人が買い求めるのだろう。
京都代表はお金のデザインにも採用されている図案
こちらは国宝章碑の一つ。
「章碑」は記念メダル全般をさす用語らしい。
貴金属製品の品位証明の紹介
造幣局の証明印には日の丸が入る。
五輪メダルの展示
2020も勿論あった。
記念硬貨の展示
新聞広告によく載ってる。実物を見るのは初めて。
プルーフ貨幣セットの展示
地方自治体施行60周年を記念して2008〜2016年にかけて順次発行された。千円銀貨と五百円バイクラッド硬貨のセット。こんなのあるとか知らなかった。2007年から新聞取ってないからなぁ。
富山は立山連峰、チューリップ、おわら風の盆の欲張りセット
福井はやっぱり恐竜マストなのね。
最後にお金の歴史
石貨あったんだ、ネタじゃなかった。
入ったときは親子連れが2組程いたが、中盤以降は独占。おかげでゆっくり観られた。所要約1時間。
直売店の「MINT SHOP」で章碑などの値段を確認。わたしには価値が理解できない。どんな人が買い求めるのだろう(2回目)。
この規模と内容で年中無休、入場無料、予約不要は素敵。さらに平日は工場見学も出来るとのことで、もう再訪するしかないな。