かごぼん具'

おでかけにっき

パラボラと地層

茨城県ひたちなか市にある情報通信研究機構 平磯太陽観測センターの10mパラボラアンテナを見学。用途は電波天文だった。というのも施設は2015年に閉鎖されたからだ。閉鎖後にアマチュア無線愛好家グループがパラボラアンテナを借用。月面反射通信を実施して、430MHz 出力50WのデジタルモードJT65でスイスやドイツとの交信に成功している。

フェンス越しにすぐ側まで行ってみた。輻射器がクロスログペリになってるのは初めて見た。

あらゆる偏波面に対応するための工夫であろ。

横にある5〜6mのディッシュは横を向いていた。

反射面の錆が年季を感じる。

これで本土にある10m以上のパラボラアンテナで未見は国交省航空管制用の13mが2ヶ所、国立天文台水沢の10m、国土地理院石岡の13.2mだけになった。と思う。

ついでに下の平磯海岸で白亜紀の地層を観察。

地球スケールで見れば生まれたばかりの日本列島において、約1億年前の露岩があること自体奇跡。古代の海底に堆積した砂や泥が長い年月を経て岩となり、地殻変動によって海面に現れ、柔らかい泥岩が波蝕で削られた隙間に砂岩が砕けた礫が埋まり礫岩となり、更に時が経って鬼の洗濯岩になった。まさにさざれ石が再び巌となって苔が生すようなものである。運が良ければアンモナイトの化石が見つかるかなーと5分ぐらい探したが無かった。