かごぼん具'

おでかけにっき

関東最東端で地球史の古文書を垣間見るツーリング

こんにちは。オートバイのリヤタイヤを交換したので、ライダーの慣らしも兼ねて銚子方面を走ってきました。


外環道、常磐道圏央道を駆使して神崎インター出場。圏央道の神崎から東関東道は来月7日開通ということで、ついにつくばからALL高速で成田空港へ行けてしまう時代が来るのか。恐ろしい恐ろしい。

神崎からはメインストリームの利根水郷ラインではなく、左岸の堤防道路をひた走る。大型トラックがいないのでちょう快適。霞ヶ浦から流れ出る川が左から合流するところで唐突に道が終わった。左折して国道124号を南下、銚子大橋を渡り、一旦市街地を迂回して銚子ドーバーラインからアプローチ。

犬吠埼灯台

見学料200円を払って入場

資料館に動態展示中のレンズ

意外と小さい電球

展示用なのかもしれないけど。

灯台に登った。
西側

ピンク色の建物は犬吠埼マリンパーク
ここからは屏風ケ浦見えないのね。

北側

荒れとる。

東側

関東最東端

南側

波蝕された洗濯岩形状の露頭は白亜紀の堆積層らしい。

別角度から見ると洗濯岩がよくわかる。

灯台を下りて周囲を散策してみたが、海岸に下りる道を見つけられなかった。
ふと見上げると灯台に人が鈴なりになってた。

あの集団とかち合わなくて本当によかった。

屏風ケ浦

IMG_5206

ドーバーラインの途中から銚子マリーナを目指す。マリーナの駐車場にバイクを停めて歩くこと10分で屏風ケ浦見学ポイント。ジオパーク案内員の説明を聞きたいところだが、妖しげなおっさん一人で学生集団に混ざるわけにもいくまい。

最上部の赤土、いわゆる関東ローム層が厚すぎてお茶噴くレヴェル。

1m積もるのに1万年かかるそうだから、この厚さになるまで6〜7万年はかかってる計算。嘘でしょ。

さらに遠くの屏風を最大望遠で観察すると、あの辺の厚さは20mはあるんじゃ・・・

関東ローム層の下は地層が斜めになっていて興味深い。

右から斜めの上に赤土、斜めだけ、水平とシームレスにつながってる。おもしろい。

断層

下部の波蝕が進んだ端っこが自重によって割れて形成されたっぽい。

年間1mペースで波蝕が進む屏風ケ浦に護岸堤を築いたら、九十九里浜の砂の供給源を断つことになり、今度は砂浜が薄くなってきているという話を聞いたことがある。屏風ケ浦を守るか砂浜を守るか。

刑部岬


10km程南下して、屏風ケ浦の南端にある岬

犬吠埼方向

反対側から見たかったのに海岸へ下りる道は閉鎖されていた。

九十九里浜

あの砂浜もいつか無くなる。

デイトナUSAのテーマソングが脳内再生された。

あの辺がダイナソアキャニオンか。恐竜がいた頃の地層の上に出来た台地だから関連性がなくもない。

正午の鐘が聞こえたので帰り始めた。復路は県道211号〜71号で下総台地を横断し、利根水郷ラインを北上して、神崎からは来た道を逆トレース。暑い。バイクシーズン終了っぽい暑さに辟易。

300km走ってタイヤの慣らし完了。次は上州&信州の山道を気が遠くなるほど旋回してやります。