かごぼん具'

おでかけにっき

若い血潮の予科練平和記念館を見学しました。

こんにちは。また転勤ですよもー。つくばライフ2年で終了。今日はいつか観たいと思っていた予科練平和記念館を見学しました。近傍の土浦駐屯地と昔からある予科練記念館は駐屯地記念行事がてら訪れたことありますが、新しい予科練平和記念館はいつでも行けると思って後回しにしてました。

東大通りをまっすぐ南下し、陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地の前を通過し霞台交差点を左折、坂を下ったつき当たりを左折すれば土浦駐屯地、右折すると予科練平和記念館に行けます。


美術館か何かと勘違いしそうな前衛的建築物


館内から青空を見せるための工夫だとか。


入場料500円を寄付して館内へ。撮影厳禁でしたので以降の写真はありません。

予科練とは?
ものすごくアバウトに例えると、海軍航空学校の予備校。募集と志願で集められた若者が飛行練習生になる前の基礎訓練を受けた施設。昭和5年開校、終戦まで存在しました。もともとこの辺りは戦前から海軍飛行科の施設が多く、さっき通ってきた陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地も元は海軍飛行場まで遡り、飛行船ツェッペリン号や大西洋単独無着陸横断飛行を成し遂げたチャールズ・リンドバーグが降り立った地であります。

展示内容は当時の写真がふんだんに使われていて、予科練習生の人なりを身近に感じることができました。この写真は昭和を代表する写真家の土門拳予科練習生と寝食を共にして撮った貴重なもの。彼らが家族に宛てた便り、阿見の人達との交流などは心が和みます。みんな字がきれいで驚きました。あれくらい達筆だったら手紙書くのも楽しいでしょう。映像展示は戦況が窮迫してきて本土空襲、戦禍を生き延びた人達の生々しい証言と続き、圧巻は神風特別攻撃隊です。予科練出身者が何人も関わった特攻。戦闘機に爆弾積んで敵艦に体当たりとか、本当にやってたんだ。言葉をなくしました。

外へ出ると、青く澄みきった空にわた雲が浮かんでいた。戦争が嘘だったかのように思えました。

青空や 兵どもが 夢のあと

現存する土浦海軍航空隊の遺構、水上機を進水させるスロープ

2008年の土浦駐屯地記念行事の際撮影

予科練平和記念館
http://www.town.ami.ibaraki.jp/yokaren/index.html
ここって阿見町の運営なのか。てっきり防衛省管轄だと思ってました。

ということで、風光明媚な筑波を離れるのはかなり残念ですが、今度行くところはそんなに遠く離れてもいないので、たまに科学技術などを観に来たいと考えてます。

それでは平和を祈念して
アデュー!