かごぼん具'

おでかけにっき

新緑が映える岡崎公園と、八丁味噌の郷を観てきました

こんにちは。ゴールデンウィークに帰省がてら岡崎観光をしました。愛知県岡崎市と言えば、江戸幕府開祖徳川家康公生誕の地にして、宮崎あおいのメジャーデヴュー作品NHK連続テレビ小説純情きらり」の舞台となった街として有名ですが、わたしもご多分にもれず岡崎公園八丁味噌の二本立てで観てきました。

岡崎公園

天然の小山を活かして作られた岡崎城。現在は岡崎公園として整備されてます。

車・バイクの場合、東名高速岡崎インターを下りて国道1号線を名古屋方面へ約3km走ると、左側に岡崎公園の駐車場があります。バイクは3時間60円と大変リズナーブルです。電車の場合は、名鉄名古屋本線愛知環状鉄道が乗り入れている岡崎公園駅から徒歩10分くらいかな。

ちょうど桜が終わってツツジが見ごろを迎え、鮮やかな黄緑色とピンク色のコントラストが目にまぶしい園内

優雅に泳ぐ白鳥

満開のツツジ

濠には龍城堀という名前がついてます。赤い橋は神橋

神橋を渡って、風情のある石段を上ると本丸です。

三層の天守閣は昭和34年に再建されたもの

本丸には、東照宮のひとつである龍城神社もあります。

天守閣の内部は史料館になっていました。あとで三河武士のやかた家康館も観るつもりなので、2館チケットを購入。別々に買うより50円お得です。

最上階からの眺望

徳川家の菩提寺である大樹寺の山門が見えます。岡崎城との直線上には、高層建築を建てられないよう規制されてますので見える筈…

お城をあとにして、次は三河武士のやかた家康館を観ますよ。

館内撮影禁止でしたので乏しい文章力で説明します。三河武士のやかた家康館の見どころは「決戦!関ヶ原」に尽きます。

三河武士のやかた家康館公式ホームページから引用

直径7メートルの可動式ジオラマの中、ユニークな武将のフィギュアを登場させ、屏風ビジョンと大型スクリーンを併設し、東軍・西軍の戦いの模様をダイナミックに再現します。

どんだけユニークでダイナミックなんだよと、期待に胸を膨らませながら出陣入館。結果、期待以上のジオラマでした。大河ドラマ功名が辻」第44話 関ヶ原を脳内再生しつつ3回も観てしまいました。東名高速を走ってて岡崎インターが見えたらつい下りて観てしまう!とか、名鉄名古屋本線で電車に揺られていて岡崎公園駅が見えたらつい降車して観てしまう!というくらい観ておいて損はないと思います。

パンフレットをマクロ撮影

八丁味噌の郷

さて、岡崎公園前の通りは東海道というか国道1号線なんですが、西へ八丁(0.87km)のところに正保2年(1645年)創業の味噌蔵があります。岡崎公園から歩いてみました。知らない街を歩くの好きなんで。

八丁味噌の郷

豆味噌の代表格、八丁味噌カクキューの本社工場と直売店があります。本社社屋と一部の倉庫は文化庁登録有形文化財に登録されています。

NHK朝ドラ2006年度上半期の「純情きらり」において、宮崎あおい演じるヒロイン桜子の嫁ぎ先が岡崎の老舗味噌蔵という設定で、そのときのロケに使われたのがここです。

工場見学を申し込んで、待ってる間に味噌ソフトクリームを食べました。うまうま

あいにく行ったのが祝日で工場の操業はお休みでしたが、キュートな喋りのガイドさんの案内で史料館を観ることができました。朝ドラが放映されたときは年間30万人が工場見学に訪れたとか。所要時間は約30分

宮内庁御用達の文字が誇らしげな看板

看板を作った当時は室町時代創業説であったため創業六百余年と書かれてる。けれども、現存する資料から推測してもさすがに無理があるので、江戸初期創業説に改めた逸話がある。

昔の仕込みの様子を再現した等身大フィギュア

人形好きだな、岡崎

ドラマののロケに使われた蔵 時代考証により照明が裸電球です。

味噌樽は本物。ひとつの樽で6トン30万食分の味噌が仕込め、約2年間常温熟成ののち手作業で包装・出荷しています。ピラミッド状に積み上げられた重しの石は3トンにもなり、地震等で崩れたことはないということです。

見学の最後に味噌汁の試飲があります。

独特の渋味と苦味が絶妙にブレンドされたコクのある味噌汁、的な。

八丁味噌は大豆(と食塩)だけの味噌で、わたしも使うときは米こうじ味噌と合わせたりしますが、ちょっぴりビターなミソスープ「八丁ストレート」と思えばぜんぜんイケますね。既に米こうじ味噌と合わせてある商品もありました。

ちょうどお昼になったので、八丁味噌煮込みうどんも食べました。

きっちりスープまで飲み干して完食。ごちそうさまでした。

自分用お土産に、復刻版ラベルの八丁味噌を購入しました。

日吉丸(後の豊臣秀吉)が矢作橋の上で蜂須賀小六と出会ったシーンを図案化。日吉丸が座ってるむしろにカクキューの印があり、これは八丁味噌の蔵から盗んだものという設定。秀吉の少年時代って思いきり室町時代じゃないかっ!三河商人、商魂たくましすぎますね。