かごぼん具'

おでかけにっき

梅雨の荒川CRをモス

さいたまに引越して来て初サイクリングは荒川CR。7年ぶりに走った。

天候曇り。一昨日梅雨入りして空はどんより鉛色。の割に空気は割とカラッとしていて、暑くも寒くもない絶好のサイクリング日和だった。荒川CRに出るまで交通量の多い道路を信号の無い交差点で渡らなければならない箇所が2つある。1コ目は車が気を利かせて譲ってくれた。2コ目も真ん中まで出たら車が停まってくれた。昔じゃ考えられないほど車のマナーが良くなった。

とりあえず南に見える電波塔の下まで行ってみた。

平野原送信所。173mあって日本で20番目に高い塔。

1971年竣工と意外に古く、NHK FMテレビ埼玉(地デジ)のトランスミッターを備える。

近くまで寄ると大き過ぎてフレームに収まらない。

復路は順風を背に受けて快走。秋ヶ瀬橋より北側の堤防道路は7年前は未整備だった。治水橋まで約7kmは車が入ってこないので安心して走れる*1。でも、治水橋へ続く幹線道路は押しボタン信号を青にして、右左折する車達と譲り合いながら渡るしかない。荒川堤防はさいたまを代表するCRなのに、なんでアンダーパス作らなかったかなぁ。自転車の街さいたまの名前倒れ。矢張り自動車様のほうが偉いんだね埼玉県。

*1:治水橋の北から西遊馬付近まで約1.8kmはCR未整備のため、1段下の車道を走る。この区間が整備されると既存の舗装スペースも駐車禁止になる筈なので、無線の運用場所もなくなるが。

カブツーリング

別宅に保管してあるカブを1エリアの自宅へ持って来るツーリングを実行。

1日目

6:41大宮発かがやき501号金沢行きに乗車。早速駅弁を広げる。朝から肉々しすぎた。

食べ終わる頃には高崎を過ぎて、右手に榛名山が見えていた。速過ぎ!

トンネル抜けて軽井沢。浅間山から噴煙が立ち昇っている。

長野〜新潟はトンネルが多く電波も薄いのでもっぱら文庫本を読んだり、居眠りして過ごした。富山平野へ出ると約15分で富山駅。かがやきは次の新高岡には停まらないので、富山で一旦降りて、次発のつるぎ709号に乗換え。つるぎは富山~金沢の3駅を行き来しているシャトルタイプの列車。富山から新高岡は8分で着く。新高岡駅を降りて、外の券売機で城端線の切符を購入。20分程で下りの普通列車が来た。などと紆余曲折あって10時前には別宅のシャックに居た。やっぱり北陸新幹線は速い。

CQ World Wide WPX Contest CWが始まっているが、このコンテストはいつもモチベーションが上がらない。ナンバーがシリアルのコンテストは集中力を削られる。明日のことを考えるとコンテストにあまりエネルギーは割けない。午前中はカブの洗車。50ccも引っ張り出して洗った。埃だけなら放置しておいたのだけど、ツバメの巣が上に出来ていてフンまみれになっていたからだ。農機具保管スペースに入ってこないよう簾で仕切ってあるのだが、今年は隙間を通り抜ける賢い個体がいるらしい。夜に15m QRPでOHとQSOして足跡残し。

2日目

南砺スーパー農道、中部広域農道、新川スーパー農道を駆使して朝日町まで行った。おかげで出発から2時間半が経過しても、まだ富山県を出てなかった。今日中に着けるのだろうか。などと心配も杞憂だった。国道8号に入るとハイペースで糸魚川入り。

昔「銭形 糸魚川店」だった「あげ藤」殿の暖簾をくぐり、6人掛けテーブルの座敷席を占領。日曜のお昼時とは思えないガラガラっぷりに戦慄。ロースとんかつ定食を注文。

銭形時代は1200円だった記憶がある。20年経って300円高なら良心的。美味しかったが、残り3切れで満腹中枢が悲鳴を上げ始めた。根性出して完食。齢をとると小食になって遺憾。

ピカ○ュウ腹をさすりながら、バイク様にもお昼ご飯レギュラー2.1リットル。糸魚川からR148で白馬村へ行く。シーサイドバレー行くところの信号を過ぎてから栂池高原の下辺りまで前にも後ろにも車が全く居なかった。白馬村で脇道にそれて休憩。八方尾根の存在感。

雲がなければ、尾根の両側に五竜岳と白馬岳が見える筈。八方尾根は夏も冬もよく来た。唐松岳は此処から登る。夏はゲレンデの中腹まで車で登れる。そこから通年営業のリフト2本を乗り継ぐと、八方池山荘に着く。健脚なら其処から2時間で唐松山荘まで登れる。冬はスキー。午前はリーゼングラートを滑走し、午後はスカイラインコースが定番だった。手前の栂池高原や隣の岩岳及びフォーティーセブンには目もくれず八方尾根一択が冬の正しい遊び方。オリンピック前の酷道148号線時代に富山から八方尾根日帰りやってもへっちゃらで翌日仕事に行っていた。スキーも10年以上やってないな。

白馬からオリンピック道路を通って長野へ向かう。山の中にこんな高規格道路があったとはビックリ。道の駅おがわでトイレ休憩&水分補給。R19に接続するトンネルと犀川に架かる橋だけが有料区間。125cc以下20円だった。R19の旧道で長野市内へアプローチ。時間があるので、前から見たかった真光寺ループ橋を偵察。オリンピック道路が出来る前の白馬~長野は、R406か戸隠バードラインが定番ルートだった。善光寺の後ろの山を下りてくる風光明媚な有料道路だったらしい。今はもう無い。大規模地滑りで道路が埋まって寸断された。代わりに整備されたのが浅川ループライン。高低差60mを360°ループ+半円2つで駆け登るループ橋マニアの聖地。

途中に油田の跡があった。

2往復して、油田跡も見られて満足した。宿へ向かおう。

15:30長野駅近くのビジネスホテルにチェックイン。ホテルの部屋で日記を書いていたらMacBook Airが突然シャットダウン。内蔵バッテリーもうあかんらしい。ひと晩くらいなら大丈夫と思ってACアダプタ持って来なかった。iPhoneで書き直す気力は残ってない*1ので、Macを閉じて入浴。夕食は長野駅ビルの商業施設MIDORIの中の信州蕎麦専門店「草笛」殿でざるそばを注文。蕎麦は好んで食べるほうではないのだが、長野と言えば蕎麦かなと思って。

ホテルに戻って大河ドラマを見て9時に就寝。244km

3日目

からしとしと雨模様。宿のプランは朝食付きにした。最上階の展望レストランで和洋折衷バイキング方式。昨日のとんかつで胃腸に負担をかけたので、油料理は極力避けて野菜と魚をメインに取り分けた。

7:40チェックアウト。できるだけ曲がり角の少ないルートで長野市街地を脱出。雨が降っていて視界不良。天気が好ければJAXAの新パラボラやノースライト聖地を巡る予定だったがALLキャンセル。R18を粛々と高崎方面へ走るだけ。小諸で給油した以外は停まらなかった。軽井沢辺りは気温15℃ぐらいしかなく、寒過ぎてお腹が冷える。

高崎からR17。高崎BP、深谷BP~熊谷BPは快適だった。工事中の鴻巣BPが開通すれば圏央道桶川北本ICを経て上尾道路に接続し、無料の第二関越道が出来上がるらしい。13:45帰宅。昨日より走ったと思ったが201kmぽっちだった。全行程は462km。平均時速36kmとして、走りっ放しで13時間かかる計算になる。一日で走り切るのは若い頃なら朝5時に出れば出来たかもしれないが、老体にはもう無理ね。

*1:このエントリーは帰宅してサルベージ。

連休終わって梅雨入り前の暑くも寒くもない一年で最高の季節の荒川CRを(以下略

今日は思うところあって、自分のチャリではなく、レンタルサイクル。スマホアプリのHELLO CYCLINGを利用して、ダイチャリの車両を借りた。車種はヤマハのPAS

借りるときは、アプリで借りる予定のステーションの車両を予約して30分以内に解錠。料金は最初の30分/130円、以後15分毎に100円が加算される。返すときは返却予定のステーションの駐輪ピットを予約して30分以内に到着、施錠して自転車のRETURNボタンを押す。精算後に登録済みのクレカでペイされる仕組み。

荒川CRは6年程前に走ったきりだが、何となく覚えてる。けれども、そこまでのアクセスは土地勘ゼロ。最短ルートをぐぐっても住宅街の生活道路を幾つも繋ぐコースがヒットして初見で行ける気がしない。機動性を重視して電アシチャリを借りた次第。あと、西遊馬辺りの河川敷の隘路に入りたかったのもある。

川越線

朝は最大で1時間に8本も走ってるのに、日進〜川越間は単線という首都圏一のアクロバット路線。複線化や高架化の話が来ても自治体が必要ないと却下するらしい。複線用地は確保してあるようだが、荒川橋梁だけはもう一本架けるしかなさそう。

実は移動運用の候補地を探す目的もあった。

この場所から北へ向かって3ヶ所程、良さげな駐車スペースがあった。アマチュアの同業者居たらお声掛けしようと思っていたが、CB'erの方しか居なかった。ファミリーで楽しまれているところを邪魔したくなかったので素通り。ただ、写真でも判るとおり眺めが良いので、無線以外の目的で利用される人も多く、かましさが薄いチキンハートの当局にとっては雨天限定かな。

途中見かけたパトカー駐車場

西部警察でもこんなにいないぞ。

電アシ軽快車は基本的にローディーと生きてる世界が違うので、余計な気負いが皆無で好い。ロードバイクだと、今日みたいなポタリング目的でも対抗意識が芽生えてきて、ついて行けないのに無理したりして余計なエネルギーを浪費してしまうが、ママチャリだとそれが全く無い。それでいて電アシのおかげでリアルに体力消費が抑えられる。矢張り目的に合った自転車に乗るのが最もコストパフォーマンスが高いという身も蓋もない現実に今頃やっと気付いた。12年も乗っていて。

ヤマハ PASレヴュー

借りた車両は電アシの強度を操作するパネルの液晶が日光焼けでほとんど見えなくなっていた。電アシ強度は3段階。漕ぎ始めが最大アシストかかるのですごくラク。平地は真ん中で十分。速度が乗ってくるにつれてアシスト量が減ってくるのが体感出来た。登坂もそのままシッティングで行けるが最強だと若干ラク。降りた状態での車体取り回しは重い。バッテリーのぶんホイールベースが長い。センタースタンドは立てると自動ロックが掛かる仕組み。野ざらしで過酷な環境下で使用されがちな無人レンタルサイクルの割には、タイヤの空気圧が十分で車体の程度も良かった。整備スタッフが定期的に巡回しているのだろうか。

春のおっさんサイクリング'23

ルートは水橋~生地往復48km

GWのおっさんサイクリングは3年連続9回目。集合時刻の15分前に水橋フィッシャリーナ到着。友人Kと、Kの友人のSさんがほぼ同時刻に到着。自転車のタイヤに空気を入れ、10:54出発。

天候晴れ、気温25℃、向かい風に近い横風を切り裂くトレーニング。半年ぶりにペダルを回す老体が悲鳴を上げる。ウェーブパークから早月川河口まで海沿いのCRを通る。こんな道が整備されていたとは知らなかった。魚津水族館で巨大魚に挨拶して蜃気楼ロードを機械的に漕ぐ。

生地の湧水スポット到着。水を持ち帰るためにドリンクボトル2本持ってきた。まろやかでほんのり甘さを感じる天然水がのどを潤す。

ランチは漁師が経営している喫茶店「北洋の館」に立ち寄った。初訪したときは漁具倉庫なのか茶店なのか判らないインテリアで、お姉さんとおしゃべりしてお茶無料という斜め上の営業スタイルだったのだが、昨年7年ぶりに来てみるとおされな茶店になっていた。自由通路にツバメの家族が3世帯営巣していた。席に腰掛けて味噌ラーメンを注文。

ラーメンは塩分が濃いため普段は食べないのだが、激しい運動をして発汗したので6年ぶりに食べたくなった。おなかが空いてのども乾いていたのでぺろりと完食。ごちそうさまでした。

残雪の北アルプスが美しい。見慣れた景色だが、何度見ても素晴らしい。

復路は風に押されて終わった脚でも快走できた。

フィッシャリーナに着いて、談笑しているとき携帯電話がぎゅいんぎゅいん鳴った。程なく地面が横に揺れ始めた。震度4てとこか。311を茨城県で経験したおかげで5強位までなら体感震度計で判るようになってしまった。スマフォの震度速報を見ると、7の文字が!*1水平線の向こうに見える能登半島で烈震が起きたとは信じられないくらい長閑な午後だった。

*1:公表値は6強でした。

佐々堤・円筒分水めぐり

とある5月のよく晴れた午後、佐々堤を見てきた。カブで。


織田信長の家臣だった佐々成政越中に赴任していた頃、常願寺川の水害から民を守るために築いた堤防。4世紀経つ間に常願寺川の川底が5m高くなってしまい、堤も地中に埋もれて人々の記憶からも消えていたが、常西用水を整備したときに発掘され、そのまま用水の川底として現存する史跡。

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イカの駅'23

6ヶ月ぶりに大型二輪に乗って、一年ぶりにイカを見に行った。

接写

デコレーション漁船

イカと一緒に撮ってみた。

滞在時間7分

今年は昨年のルートを逆トレース。能越道で行って、のと里山海道で戻ってきた。すべて無料の自動車専用道路を通って能登半島の奥まで2時間で行けてしまう。快晴だったが気温17℃と肌寒く、夏用グローブでは手がかじかむ寸前まで冷えた。ニーグリップしすぎて股関節周りが筋肉痛。

帰り道、ODメーターが160000kmに到達。

前回から5年かかった。最長記録更新。最近のペースだと次の結節まで20年以上かかる。ちなみに最短記録は174日。